2020.08.23ブログ「日本舞踊のおっしょはん！」

日本舞踊のおっしょはん（お師匠さん）

本気の稽古の合間の出張！？（その５）

皆様それぞれのライフスタイルに合った日本舞踊レッスン！
「習い事の一つ」「趣味の一つ」「「興味がある」「楽しいことがしたい」「何か目指したい」「ボランティアがしたい」「人に教えたい」「人を感動させたい」「芸を極めたい」「世界に羽ばたきたい」そして「自身が幸せを感じたい」・・・扇流は、皆様それぞれに合ったレッスンを創造していきます。

○ 本気の稽古の合間の出張！？（その５）
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本気の稽古の合間の出張！？（その５）

皆さん、こんにちは、扇梅芳でございます。
いつも読んで下さり、ありがとうございます。

「供奴」の話はもう少し置いておいて、今日は当時の私の日常に関して少し書いてみたいと思います。
今日は、本気の稽古の合間の出張！？（その５）についてお話ししたいと思います。

入門当時厳しいと感じていた生活の中、楽しいこともたくさんありました。
そのひとつに、出張です。
入門当初から、いろんなところに行く機会が多々ありました。
その中でも、東京に行くのはとても楽しみでした。
出張のとき、私の主な仕事はカバン持ちです。
非常に気楽な仕事でした（笑）

御宗家が当時、歌舞伎役者の七代目　尾上梅幸先生で東京におられたので、ことある毎に東京へ師匠が行かれるときには、「供奴」の様にいつもお供させて頂いておりました。
しかし、何度行っても本当に緊張の連続でした。
行先のたいていは、歌舞伎座の楽屋でした。
御宗家のお芝居の合間に、ご挨拶に行くというのが多かったです。
最初にお供させて頂いた時には急に「この子、後継ぎにさせようと思っています」と師匠が御宗家に伝えたので、私はそんな話するとはお聞きしていなかったので、ビックリしたというようなものではありませんでした。

梅幸先生はその報告を聞き「がんばりなさいね」と優しく微笑みながら言って下さいました。
本当にあたたかい言葉の響きでした。

で、その日は歌舞伎を観劇させて頂き、勉強させて頂きました。
生まれて初めての歌舞伎鑑賞でした。
その日の演目が何だったのかは、あいにく全く覚えておりません。
しかも、三分の一くらい眠かったのは覚えております（笑）

しかし、このような華やかな世界に関われるようになったのには、こっそりと感動しておりました。
で、で、で、出張で何が楽しかったかって、皆さん笑いますよ！

それはなんと、新幹線に乗れることです！
それまで、新幹線に乗ったのは数えるほどでしたから、東京まで新幹線や飛行機に乗れるのがとても嬉しくワクワクしておりました。
笑えるでしょ。

新幹線では、新富士を通過するときに、いつも真正面に富士山が望めます。感動感動でした！
そして、大阪↔東京間の空路も富士山のほぼ真上を通るんですよ。
てか、私が飛行機に初めて乗ったのは、弟子入りしてから初めてだったんです。
飛行機自体に感動しているのに、おまけに富士山上空で当時スチュワーデス（現在のCA)さんが「ただいま富士山上空を航行中です。皆様下をご覧くださいませ」ってアナウンスしてくれたんです。が・・・

ギャ～～～～！「座席、羽の横やん！！！？？？」
私はいい年をして、すかさず座席から立ち上がって、飛行機の最後方にある窓のところまで行って、小さな飛行機の窓から小さな子どものように富士山が見えなくなるまで窓の前に立っていました。
はたから見ていたらけったいな光景だったでしょう。
でも真上から富士山を眺めるなんてとても貴重な体験でした。

という訳で、修行中のひと時の楽しみでした。チャンチャン！

今日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。
猛暑続きの毎日ですが、皆さまどうぞお身体大切に、ご自愛ください。
皆様のご健勝、ご多幸、素敵な毎日を過ごされますこと、そして、心の平安をお祈り申し上げます。

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日本舞踊？興味はあるけど・・・敷居が高くて・・・こんな方にも！

日本舞踊？興味はあるけど・・・

　私が出会う方たちに、日本舞踊どうですか？と尋ねると、皆さん声をそろえて「ん～、興味はあるけど・・・なんか敷居が高そう」このようにおっしゃいます。
「なんのなんの、うちの扇流は敷居は低く、バリアフリーですよ！」って最近申してます。
皆さん、どうぞ、お気軽に遊びにお越しください。

着物も浴衣も持っていなくても、ひとりで着られなくても、それこそ足袋すら履いたことがなくても、何も知らなくても、古典の音楽を一度も聴いたことがなくても、全く問題ありません。
現に私がそうだったんですから。

１９歳の時！

楽しめますよ。しかも、それだけじゃありませんんよ！

今日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。
猛暑続きの毎日ですが、皆さまどうぞお身体大切に、ご自愛ください。
皆様のご健勝、ご多幸、素敵な毎日を過ごされますこと、そして、心の平安をお祈り申し上げます。

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