2020.09.06ブログ「日本舞踊のおっしょはん！」

日本舞踊のおっしょはん（お師匠さん）

本気の稽古（その7）再び供奴の巻

皆様それぞれのライフスタイルに合った日本舞踊レッスン！
「習い事の一つ」「趣味の一つ」「「興味がある」「楽しいことがしたい」「何か目指したい」「ボランティアがしたい」「人に教えたい」「人を感動させたい」「芸を極めたい」「世界に羽ばたきたい」そして「自身が幸せを感じたい」皆様それぞれに合ったレッスンを創造していきます。

○ 本気の稽古（その３）
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本気の稽古（その３）

皆さん、こんにちは、扇梅芳でございます。
いつも読んで下さり、ありがとうございます。

さて久しぶりとなりましたが、本気の稽古の続きを書きたいと思います。
花道から出て、本舞台に入りひと踊り。
長い長い道のりでした。
かれこれここまで来るのに何カ月かかったことか。。。

前回のおしまい「～さてさてな　かんかつ華麗な出で立ち！」で、床に片膝で落ちる格好のいいシーンのあと、いったん舞台後方にさがります。しばしの休憩も束の間。

このあと本来なら唄は「おはもじながら去る方へ～」と続き着物の片肌を脱いで踊るのですが、この「クドキ」のくだりは、一般的に省かれることが多いです。私の場合も、はぶかれました。
で、「見染め見染めて　目が覚めた～」とここは両肌を脱いで登場。
「おはもじの～」の下りを受けてのお話。
旦那の後を追いかけているにも関わらず、実はこの奴、寄り道をして、しかもしこたま夜遊びをして、二日酔い状態！！
と、この二日酔い状態から物語は始まります。

フラフラしながら、舞台中央へと飛び出し「あ～～、夕べはついつい呑みすぎちゃった」と少し焦り気味。
慌てて飲み代を払って、再び旦那様を追いかけだしますが、ここからはこの踊りの一番の見せ場！

三味線と小鼓に合わせて、足拍子に和風タップダンス。
演奏家と舞踊家の競演です。
この足拍子のくだりの稽古に、はてさて何カ月費やしたか・・・

あいかわらず師匠の「もう一回・・・」攻撃は続いておりました。
稽古場の床を、曲に合わせて何千回も足の裏でトントン、ドンドン叩くように踏みしめるんです。
「稽古場の床が抜けてもいいから、もっと強くやりなさい！！！」師匠にこう言われながら、毎日毎日トントンドンドン踏みしめておりました。
「とにかく若い間は、力いっぱい踊りなさい！」そう言われて稽古して参りました。

しか～し、ひざの軟骨飛び出すんちゃうか、と思うくらい（笑）
ひざと腰はとっくに悲鳴を上げておりました。
いやいや、なんなら私の心も悲鳴を上げておりました。

でも、ここが見せ場の踊り。ここで見せられなければ全部が台無し。

この場面が終われば、ほぼこの曲も終わり。
で、す、が、このくだりが長いこと長いこと。
稽古中、足がつることも何度もありました。この踊り舞台でやりましたが、何度か本番中につって焦ったこともありました（泣）
「師匠、有難う御座いました」

という訳で、なかなか旦那様に追いつけない奴さんでした。
この話、もう少し続きがあります。

最後まで読んで下さって、ありがとうございました。
皆様のご健勝、ご多幸、素敵な毎日を過ごされますこと、そして、心の平安をお祈り申し上げます。

　　　大安吉日　　　　　日本舞踊扇流　家元　扇　梅芳　拝

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９月の「扇梅芳の着付けと日本舞踊」ワークショップ。ご参加お待ち申しております！

９月の「着付けと日本舞踊のワークショップ」

皆様、いつもありがとうございます。

９月も人数制限をし密を避けてのレッスンの予定ですが、コロナの動向を見ながらの開催となります。
８月はお蔭様で参加応募は、あっという間に定員に達し、うれしい限りです。
感染の心配がなければ、もう少し定員を増やしたいところですが、ここは皆さまの健康第一！

９月は１回のところ２回の開催に増やすことにいたしました。
２１日（祝）と２６日（土）１４時からの開始です。
詳しく、このワークショップのご案内のブログにてご案内いたしております。
楽しい、仲良しをモットーに進めて参りたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。

お誘いあわせの上、多数ご参加お待ち申しております。

コロナ感染症、熱中症に
皆さま、どうぞくれぐれもお気を付けになって下さい。

今日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。
皆様のご健勝、ご多幸、素敵な毎日を過ごされますこと、そして、心の平安をお祈り申し上げます。

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