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2021.04.07お知らせ

日本舞踊 扇流 プロモーションビデオin達磨寺完成・配信開始!!

日本舞踊 扇流 歌舞伎舞踊

舞妓姿で舞う(方丈にて)








是非ご覧ください!日本の伝統文化、日本舞踊を日本の伝統の地 聖徳太子 達磨太子ゆかりの「達磨寺」にてコラボレーション映像!! 日本舞踊 扇流


目次

日本舞踊 扇流 プロモーションビデオ撮影 in達磨寺(大阪市助成事業)

令和3年2月7日(日)

大阪市の助成並びにご協力を拝受し、聖徳太子ゆかりの寺「達磨寺」(奈良県北葛城郡王寺町)におきまして、日本舞踊 扇流 プロモーションビデオ撮影を試みました。

撮影は、本堂と修復されたばかりの方丈を中心に行われました。

この度の撮影は、日本舞踊の舞台に立つまでのプロセスを最初から最後まで(化粧、衣裳、かづら、小道具)と、出来上がった姿で本来の劇場の舞台ではなく、日本国内だけに留まらず世界に発信すべく、日本の伝統 お寺と日本舞踊の競演を記録に修めました。

撮影は全部で6曲。

舞妓姿で「端唄 祇園小唄」同じく「端唄 京の四季」立方 廣瀬 沙紀

紋付き姿で「長唄 松の緑」立方 山根 悠希

越後の大道芸人の男の子と女の子の姿で「長唄 越後獅子」立方 扇 彩菊  扇 愛菊

紋付き袴姿で「長唄 式三番叟」同じく「長唄 七福神」立方 扇 梅芳

そして今回は、踊りの撮影に至るまでの数々の職人の技をも、少しでも皆様に知って頂きたいと思っております。
蔭で支えて下さる裏方さんたちによる、日本の伝統の技の数々があってこその総合芸術、それが日本舞踊である。


これらの編集映像が、一人でも多くの方々に届き、一人でも多くの方に日本の伝統を知りご興味を持って頂き、これからの若い方々がこれらの貴重な伝統の技を受け継いで下さることを心より願っております。

             日本舞踊 扇流 三代目家元 扇 梅芳

舞台に上がるまでの支度 その2 衣裳付け

化粧が出来上がったら次は、衣裳の着付けだ。

日本舞踊や歌舞伎の衣裳は、たいてい二人以上でやる。
こちらも化粧と同じく、師弟関係がある。
前述の化粧師と同じく、この衣裳方(着付け師)も師匠に着いて長年の修業の上になりっている仕事だ。

この仕事も、私はこれまで40年近くいろんな方と出会い色んな方の着付けを経験し、すごい世界だと感じている。

今回の撮影は少人数だが、本来劇場での舞踊会や歌舞伎では、何十人もの舞台衣裳を次々にほぼ休む間もなく着せていく。
普通の着物とは違い、何キロもある重たい衣裳を一日中着せては脱がせる。
それに使う紐の数は、いったいどれくらいの本数を使うのだろうか。
例えば、一人着せるのに最低4本は使うので、20人に着せると単純に80本。
それに加えて、大きな重い太い帯にしごきや帯締め帯留めを〆なけらばならない。

見ていてかなりの重労働である。
この力仕事に、女性の方も結構おられるのには驚きである。
しかも、舞踊の演目、役柄によって全て格好や帯の結び方は違う。
この度使ったたすきなどの布を準備するのも、衣裳方の仕事だ。
他にも頭巾や手ぬぐい、さらしの布などその担当は多い。

また舞台のリハーサルや本番ない日は、何をされているかと言えば、
リハーサル、本番に向けての仕込みや準備。
立方の寸法に合わせて、その都度全て仕立て直すのだ。

そして舞台が終われば全てほどき、汗やシミをきれいにし全てアイロンがけをして次の準備に備える。
他にも我々が知らない作業が山ほどあるのだろう。

その上で我々立方の舞台での踊りが成り立っているのだと思うと、本当に頭が下がる思いだ。

舞台に上がるまでの支度 その3 床山・かずら

化粧と衣裳が仕上がると、次は「かずら」をのせる作業だ。
一見、最後に頭にかぶせるだけだと思うかもしれないが、ここに至るにも計り知れない修行が待っている。

想像してみてください。。。
衣裳と同じく、頭も人によって「大きさ」も「形」も「顔立ち」もすべて違います。
よって、かづらも、その都度それぞれの立方に事前に合わせる作業をします。
これを通常「かづら合せ」と呼んでおります。

たくさんのかづらの中から次々に合わせて、まずは舞台での役柄、そして大きさ、形などたくさんの条件に合わせていきます。
本来は、銅板を使ってその人の頭に合わせた型を、数々の特殊な道具で作っていきます。

たくさんの銅板の部品を切って、釘で引っ付けて、頭に合わせて切って叩いて、又合わせて、切って叩いてまげて、しるしを付けて・・・・・
これらの作業を繰り返し繰り返しして、その人に合ったかづらの金型を作ります。

次は、その金型に演目と役柄に合った髪の形に結っていきます。

はてさてこの作業が、一人前にできるまで、どれほどの年月がかかるだろうか!?

入念に化粧をして、綺麗で豪華な衣裳をつけて、きれいにピカピカに結い上げた自分にぴったりと合ったかづらをかぶらせて頂き、我々は舞台へと見送られる。

そしてその舞台が終わるまで
「化粧は汗や小道具のあご紐で落ちてこないか?」
「衣裳は、着崩れてこないか?帯はずれてこないか?」
「本番途中の早変わりはスムーズにいくか?」
「かづらはずれないか?髪の毛は乱れてこないか?」
舞台中、舞台上では、他にもたくさんいろんな心配ごとがあります。

そんなことを気に掛けながら千秋楽まで、次々と支度を続ける裏方さんたちです。

そんな中で立方は、舞台上でご披露させて頂く。
そして、客様に喜んで頂ける。
しかし客席の皆様は、これらの裏方さんたちの姿や仕事は見えません。
我々は、ただただ支えられて舞台で踊らせて頂いております。

まるで人生のようであり、感謝しかありません。

支度が終わり、いよいよ撮影!その1 舞妓

日本舞踊 扇流 舞妓

長時間かけて支度が出来上がり、いよいよ本番の踊りの撮影。
その1曲目は「祇園小唄」方丈の間の見事な屏風の前、和風の電灯の薄暗い部屋の中での撮影。
その後、境内に出て舞妓姿にこっぽりを履いてで歩く様子を撮影しました。
最後は仏様の並んだ本堂の和室で2曲目「京の四季」を踊りました。

撮影 その2 ご祝儀舞「松の緑」

日本舞踊 扇流 ご祝儀舞

続いて達磨寺「方丈の間」にて、丹頂鶴の屏風の前、外からわずかに薄明かりが差し込むとても素敵なロケーションで、長唄「松の緑」の撮影。素晴らしい映像ができた。

撮影 その3 歌舞伎舞踊「越後獅子」

日本舞踊 扇流 歌舞伎舞踊

達磨寺、方丈の間の廊下でお庭に向かってふたりが踊りましたのは、越後の大道芸人が題材の歌舞伎舞踊で長唄「越後獅子」
今回は二人で男役と女役で演じてみました。花道のくだりは獅子頭をかぶり前太鼓のおどり。その後片肌を脱いでの手踊りとなり、最後は見せ場、一本歯の下駄による和風タップダンス、そして最後は長く白いさらしの布を両手に持ち振りながら踊ります。この撮影前とても風が強かったのですが、撮影中はピタッと風がやんでスムーズに撮影ができました。

撮影 その4 日本舞踊 扇流 三代目家元 扇 梅芳(おうぎばいほう)

日本舞踊 扇流 扇梅芳

この日最後の撮影は、本堂廊下で松竹梅の扇子と七五三の鈴をもち、長唄「三番叟」の踊り。
そして、本堂の中、達磨太子の床の間の掛け軸の前で、長唄「七福神」を踊らせて頂き、撮影が無事終了となりました。
裏方、スタッフの皆様、早朝から一日お疲れまでした。
有難う御座いました。

そして、この度大変お世話になりました、達磨寺のご住職と関係者の皆様、誠に有難うございました。
お蔭様で、貴重な体験をさせて頂くことができ、素晴らしい映像を歴史に残すことができました。扇流家元 扇梅芳 拝

日本舞踊 扇流 プロモーションビデオ撮影 in達磨寺(大阪市助成事業)

大阪市の助成並びにご協力を拝受し、聖徳太子ゆかりの寺「達磨寺」(奈良県北葛城郡王寺町)におきまして、日本舞踊 扇流 プロモーションビデオ撮影を試みました。

ご協力頂きました、大阪市、達磨寺様、
そして裏方スタッフの皆様、関係者様、お手伝いの皆様、その他ご支援頂きました皆様、
この度の撮影におきまして御出演の皆様、
大変お疲れ様で御座いました。
誠に、有難う御座いました。
心より感謝申し上げます。

結びに、皆様方の御健勝御多幸、そして生きとし生けるものの心の平安を御祈念申し上げます。

日本舞踊 扇流 三代目家元 扇 梅芳(おうぎ ばいほう)

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